長いこと大ファンであるガラス職人、増永元さんの個展へ行ってまいりましたレポートです。
増永元さんの作るガラスは一つの世界
詩的な表現を使いたいわけではなく、本当にそう思う。
私の知る中で最も素敵なとんぼ玉を作るガラス作家の彩元堂・増永元さんの個展をやっと、やっと観に行けた。。!デザフェスで見かけてから衝撃を受け、数年越しでやっと叶った。彼の作るガラスの中に海の世界がある、とすごく感じる。精巧で、鮮やかで、繊細で、ただただ美しい。 pic.twitter.com/eXHK6EziY0
— ひとみん@ (@suki_koto_com) 2019年4月20日
海の碧、青、蒼。色彩は豊かに、砂地が美しく光り輝く水面か、水中をのぞいているよう。
なんて素敵な作品を作る人だろうと、初めて見た時に衝撃だった。
そんな増永さんの、個展はいくつか開催していたのだが今回初めて直に見るに至りました。
個展でお会いした印象
彩元堂(さいげんどう)という屋号で活動している増永さんは沖縄在住の男性の方です。
お会いした印象は柔和で和やかな雰囲気で、気さくに個展にいらっしゃった方とお話しされてました。
作品の写真撮影の件も快く快諾してくださり、ありがたいです!!
もともとファンである方へとんぼ玉を作って渡そう!ということにより製作をはじめられ、デザフェスや沖縄イベントに参加しながら、ご縁があり個展の開催を重ねて今にいたるのだとか。
実績の積み重ね方を問われた際に「今はSNSなど、作品の発表の場がたくさん出てきたから、そういうものを活用して、目に止まれば自然とファンが増えていきますよー」とお話していたのが印象的でした。
継続は力なりということの言葉の重みを改めて知ります。
展示自体の作りが半端ないクオリティ
ガラス作品だけではなく、土台(展示台)も自作してらして、これがまた骨董というか、レトロなアンティークのようでかなり個人的な性癖をグサグサさしてくるのです。
作品だけではなく、展示台も合わせて注目して見ていただきたいです。
とんぼ玉などは丸い形状の全面がよく見えるよう、鏡がついている展示台となっており、どの角度で見ても美しいです。
展示内容であるガラス作品はその展示台と、ルーペがあったことで、よく見ることができました。
さらにライトで照らすと、細かな部分まで非常によく見え、作り込みに感動してしまいます。作品への愛情成せる技なのか、見ればいるほど没頭してしまい作品の前でじっと見つめる方が多かった印象です。
カメであれば甲羅のもような緻密に、タコであればうっすらと吸盤の模様が見え、クラゲの細い触手まで美しい。すごすぎる。。
ガラスで作られたとは思えない質感と精巧さで圧倒されます。
今までこんな作品に出会ったことはない。と言っても過言ではありません。
デザフェス中心ではありますが、素敵なとんぼ玉やガラス作品を作られる方を見てきました。素敵な作品に立ち止まることもありまいした。
ただ増永さんが作られる作品は他に無いと感じます。どんな言葉を使ってもうまく伝えられませんが、見た瞬間に「彩元堂さんだ」と思える何かがあるのです。
クリエイターとして、本当に尊敬するばかりです。
作品は入手困難!
過去デザフェスやイベント出展の際には販売も行っていたようですが、現在作品はネットでの抽選販売だったり、オークションでしか手に入れることができません。
WEBショップをやられていたころは、人気の作品は即完売、オークションで30万円ほど価格がついた、などのお話もあります。
今回の個展でも抽選販売が行われているので、かなり倍率高めですが応募してみました!
当たるといいなとは思うけど、彩元堂さんが好きな方が一同に集まる個展というイベントに行けただけでも大満足なので、絶えず人がいるギャラリーを見て、とっても嬉しくなりました。
もっとたくさんの人に知ってもらいたい
写真だと素晴らしさを伝えきれないと思うので、ぜひ一度、生で作品を観ていただきたいなと思えるクリエイターの方です。
写真や絵も描かれるマルチな方なので、ぜひ興味を持った方はオフィシャルサイトなどにも足を運んてみて欲しいです!
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